病棟のご案内

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看護部長挨拶

のぞみの丘ホスピタルは、精神科急性期治療病棟、認知症治療病棟、精神科療養病棟からなる7つの病棟で構成されています。
「病める人の立場に立った医療 地域から求められる新しい医療サービスの提供」という病院理念のもと、「あなたやあなたの家族が安心して、利用できる病院施設にしよう」をスローガンに、患者様の立場に立った“関わり方”を実践。大切な家族を安心して任せられる、環境づくりを目指しています。

また充実した療養生活となるように、患者様一人ひとりに合わせたリズムで関わり、他の専門職と共に「その人らしく」生活できる支援しています。ご家族様にも安心して治療に参加していただくため、不安や心配事にも対応します。
精神疾患患者が増加傾向にある現代社会において、患者様やそのご家族様が安心して入院できる環境づくりを目指します。

看護部長 七森寿幸

病棟のご案内

当院には6つの病棟があります。それぞれの病棟は特長や特殊性に応じて治療ケアにあたっています。 現在はすべての病棟で、固定チームナーシングを導入し、継続的で統一した看護ケアを提供しています。

固定チームナーシングとは?
一人の担当看護師が、患者様の入院から退院まで責任を持って受け持つ制度です。

南棟2階 療養病棟
(閉鎖病棟・身体管理含)

病棟のご案内

南棟2階は身体合併症を伴う患者様、介護を必要とされる患者様を対象とした病棟です。
入院生活が長期化した患者様や、高齢の患者様が多く入院されています。

病棟の特色

  • 医師や看護師、作業療法士、理学療法士、管理栄養士、臨床心理士/公認心理師、薬剤師、精神保健福祉士など、多種職チームが連携し患者様一人ひとりに手厚い治療・ケアを提供します。
  • 患者様の心身の治療を優先しつつ、可能な限りレクリエーションや作業療法を取り入れ、余暇活動の充実を目指しています。
  • 介護保険を含めた社会資源の紹介や、利用方法についてのご案内も行います。

南棟3階
急性期治療病棟

病棟のご案内

南3階病棟は再発を含めた発病間もない患者様を対象とした精神科急性期治療病棟です。
3ヶ月以内の早期退院を目指し、入院を必要とする患者様やご家族に対して医療や看護、リハビリテーションを提供しています。

病棟の特色

  • 病棟内は家庭的な雰囲気を意識し、環境のもたらす治療効果を活かしています。
  • 個別性を意識したチームアプローチを行っています。医師を中心に多職種が参加するカンファレンスでは、患者様に最適な治療を検討、修正しながら問題解決をします。
  • 毎日のように作業療法の集団・個別リハビリテーションが実施されています。身体的なリハビリテーションが必要な患者様には、理学療法士が個別で専門プログラムを実施しています。
  • 退院後の生活を見据えた服薬教室やコミュニケーション教室、必要に応じて退院前の訪問指導を行います。また患者様が地域で安心して暮らせるよう、生活訓練施設やデイケアなど当院の地域支援サービスを中心に、社会資源の紹介から調整まで対応しています。

西棟1階
認知症治療病棟

病棟のご案内

西1階病棟は、認知症による精神症状、また行動面の症状が特に著しい重度の認知症の患者様を治療する病棟です。3ヶ月を目処に短期集中的に多職種が連携しながら治療を行い、早期に在宅復帰、施設入所ができることを目指しています。

病棟の特色

  • 認知症看護認定看護師を中心に、的確なアセスメントをもとに、周辺症状の緩和や再発予防のためのケアを行います。
  • 入院時から、退院後の生活を見据えて、患者様の残された能力を最大限に活用しながら、リハビリスタッフと連携しつつ、生活機能訓練を行います。
  • 安心して療養していただけるような環境を提供し、生活リズムを整えて、より充実した日常生活を送れるよう援助しています。
  • 家族に対する情緒的な援助を行いつつ、介護保険サービス事業所やケアマネージャー等とも積極的に連携し、退院支援を行います。

西棟2階
療養病棟(開放病棟)

病棟のご案内

西2階病棟は、慢性期の長期入院患者様が中心の院内唯一の療養型開放病棟です。症状が安定したものの、何らかの理由で退院が困難な方が多く入院しています。

病棟の特色

  • 社会復帰への前段階として、社会復帰準備病棟の機能を有しています。多職種と密に連携し、情報交換をこまめに図ることで社会復帰を援助します。必要に応じて、在宅や社会復帰に向けてご家族への情報提供と援助を行います。
  • 退院後の生活に備えて各種療法(作業療法、理学療法)を実施。社会活動に必要なさまざまな能力の維持・向上を目指します。
  • 患者様の心身の状態に応じて、日常生活(食事、排泄、清潔)の援助を行うとともに、常に最適な援助にむけて多職種が連携します。

東棟1階
療養病棟 (閉鎖病棟)

病棟のご案内

東1階病棟は、症状が不安定な患者様を対象とした男女混合の療養型閉鎖病棟です。

病棟の特色

  • 生活指導やリハビリテーションを積極的に行い、一人ひとりに合わせたリズムで関わり、日常生活能力が低下しないよう援助します。
  • 身体面では、活動低下によりイレウスのリスクが大きいため早期発見に努めます。誤嚥のリスクを減らすため、口腔ケアをはじめ食事形態の見直し、食事介助、食事の姿勢改善もサポートします。
  • 面会時にご家族と情報交換を行い、ご家族の希望やご本人のご希望に寄り添えるよう、看護師間や他職種でカンファレンスを行います。一人ひとりに合った対応とケアを提供しています。

東棟2階
療養病棟 (閉鎖病棟)

病棟のご案内

東2階病棟は、慢性期の長期入院患者様や認知症の患者様が中心の男女混合、療養型閉鎖病棟です。症状は比較的落ち着いているが、何らかの事情により退院できない方が多いです。

病棟の特色

  • 社会復帰に向けた第一段階の病棟として、症状の安定をはかりながら日常生活能力の向上を目指し、金銭管理や整理整頓などの生活指導を行います。
  • 日常生活動作・能力の維持向上を目的に集団作業療法や季節に応じた行動をレクリエーション、運動、生活指導を行います。
  • 患者様の状態に応じて、食事・排泄の介助等生活に必要な援助を行います。
  • 在宅・社会復帰に向けて、担当相談員と患者様・ご家族同士が情報交換を行い、希望に沿った社会資源・施設利用を提案します。
ナースの森

入院中のお食事

医師の指示にもとづき「個人のニーズに合った食事の提供」
「季節感や行事食を取り入れた食事の提供」をモットーに、安全な食事を提供いたします。

病棟のご案内
栄養管理について

管理栄養士が患者様個々の栄養状態を確認しながら献立を考えます。

個々の病状に合わせて糖尿病、脂質異常症、高血圧症などの疾患に対する治療食、食欲不振や摂食障害に対するサポート、高齢化による嚥下障害やサルコペニア、フレイルなど個別に対応しております。

病棟のご案内
栄養指導について

入院中はもちろん、外来患者様の栄養指導を行います。糖尿病、脂質異常症、高血圧症、痛風、摂食障害、肥満症やダイエット相談の実施。必要に応じて調理実習も行っています。

また高齢者の嚥下障害が起因する誤嚥性肺炎などは、ご家庭で調理するご家族の相談にも対応しています。

病棟のご案内
食の楽しみについて

行事食で季節感を取り入れたり、バイキング食を定期的に取り入れたりと『食の楽しみ』を感じていただき、毎日の食事が『笑顔の源』になるよう努めています。

病棟のご案内
入院食 患者様の健康状態に応じて常食、軟菜食、粥食といった一般食から、糖尿病食、心臓病食、高血圧食などの治療食もご用意しております。
療養食 酵素粥やソフト食など、患者様の『食べたい』と思う気持ちや、ご家族の『食べてほしい』と思う気持ちを大切に栄養管理をおこなっています。 嚥下機能の低下した方のお食事にも対応しております。
行事食 行事食では、季節に合った食事や郷土料理などの提供、昼食バイキング、デザートバイキング、「お楽しみ弁当」なども工夫を凝らして行っています。
病棟のご案内

摂食嚥下障害に対する取り組み

近年、高齢者のサルコペニアやフレイル、誤嚥性肺炎の影響で、摂食嚥下障害が発生するケースがあります。

医師、摂食・嚥下障害看護認定看護師、病棟看護師など多職種の連携することで、安全に、そして少しでも長く『食べる楽しみ』を維持できるよう取り組んでいます。