当院の想い

thought

患者様や地域から求められる
オープンな病院へ

 

当院は患者様の心と体が癒され、自分らしい本来の力を取り戻し、
再びその心に希望の光を授ける“開かれた場所”でありたいと願っています。

そのために、地域の精神医療を担う中心的な存在となり、
常に病める人の立場に立った医療を実践し地域が求める、
必要でありながら、新しいサービスをつくり続けます。

地域に根ざした医療機関として、暮らす人たちからいつでも頼られる病院となること、
そして精神医療のオープン化で地域交流を推進させ、
たとえ障がいがあってもそれが生きる上での支障にならない、
豊かな地域づくり
にも取組んでいきます。

今後とも心のケアを中心とした明るい精神科医療の構築を目指し、
医療を中心とした保健・福祉との連携強化を一層進め、
病める人たちが“安心して地域社会で暮らせる”支援を続けます。

ナースの森

地域が求める
ニーズに応じた
サービスの創設


これまで地域からの求めに応じられるよう、
法人内に医療・福祉サービスを創設してきました。

例えば「さくら」。患者様の自立した社会復帰の“きっかけづくりの場”として、住まいの提供や集団生活を通した生活リズムを整える、生活訓練施設として活用されています。
その他、就労訓練の場「Green bird」、地域の相談窓口「ひびき」、訪問型支援サービス「のぞみの丘訪問看護ステーション」など。

これらはすべて、地域の求めるニーズをいち早く把握し、常に病める人の立場に立って医療を実践した結果です。

法人内の医療・福祉サービスについて

下記のサービスを活用して、密な連携をもとにトータルで支援します。

医療サービス
  • のぞみの丘ホスピタル精神科デイケア
  • のぞみの丘訪問看護ステーション
福祉サービス
  • ひびき
  • さくら
  • Green bird
  • サントピアみのかも
  • 美濃加茂市西部長寿支援センター

私たちが目指す医療

当院の想い
地域のかかりつけ精神科へ

発達期や思春期、仕事、結婚、老い……。メンタルヘルスの不調はさまざまなイベントや状況によって、いつ現れるかわかりません。だからこそ万が一、メンタルヘルスの問題を抱えた場合、気軽に相談できる身近なかかりつけ精神科がいると、人生におけるメンタルヘルスの向上に繋がります。

当院は高い専門性に裏づけられた質の高い医療の実践を通じて、急性期治療から入院治療、退院までを多職種でサポートする体制を整えています。

また退院後には地域生活へとスムーズに復帰できるように、治療段階から将来を見据えた治療計画を立て、それに基づいた法人内外の医療・福祉サービスをご案内。住み慣れた地域社会で安心して生活が継続できるよう支援しています。

これからも「地域のかかりつけ精神科」として、地域の皆様がメンタルヘルスで困った時には、真っ先に頼られる病院を目指します。

治療で大切にしている私たちの姿勢

当院はコミュニケーションを大切に、患者様との向き合い方を重要視しています。

  • 専門家としての立場から困難や苦しみを理解する
  • 理解するだけでなく、治療やケア、支援を実践する
  • 理解しやすい平易な言葉で正確な情報と十分な説明する
  • 患者様の意思を尊重する
  • 無批判で真摯な姿勢で、語る言葉を受容的に傾聴する
  • それぞれの回復のペースや、段階に寄り添う
  • 疾病や障がいの部分だけでなく、個性・強みや健康的な部分に着目する
  • 患者様の尊厳を守る医療・プライバシーを守る
当院の想い
地域精神医療の中心となる役割

医療資源が少ない中濃圏域の、地域に開かれた病院として、幅広い年代・疾患に対して、専門的な治療や支援を提供しています。

場合によっては当院だけに限らず、市町村の保健センター、福祉施設、介護事業所など保健・福祉のさまざまな事業所と連携することで、より包括的にサポート。

地域全体で患者様を支える“地域精神医療”の拠点として役割を果たしています。

今後も閉鎖的ではなく“オープンな精神医療”を展開し、地域の諸機関と積極的に連携を強めながら、地域住民のメンタルヘルス向上に寄与します。

政策医療への関与

当院は精神科救急を含めた自殺対策、身体合併症など政策医療への関与を通じて地域精神医療における重要な役割を担っています。

  • 自殺対策:美濃加茂市の自殺対策のための諸事業への協力
  • 身体合併症:身体合併症病棟(南2病棟)を保有
  • 災害医療:DPATを結成している 東日本大震災にもチームを派遣
  • 医療観察法:鑑定入院機関、指定通院医療機関として認定を受けている患者様の受け入れ実績も多数あり
当院の想い
精神科救急医療体制の整備

精神科救急は、安心して地域社会で暮らすためにも、重要な医療資源です。

当院は精神症状の急性発症および増悪による、緊急の処置が必要な場合、入院を含めた患者様の受入れ先や相談窓口として、24時間365日対応できる体制を構築しています。また、岐阜県の精神科輪番制度にも参画しています。

岐阜県の精神科救急の中心的な役割を果たし、質の高い医療提供を通じて、地域における精神科救急治療の寄与するとともに、患者様や医療関係者の中で、精神科救急が必要な際には当院が最初に出る存在となるようにつとめます。

 



※精神科輪番制度とは?

精神科輪番制度は、夜間および休日に精神科救急医療に対応する精神科医療機関を、「岐阜、西濃」と「中濃、東濃、飛騨」の2つの地域に分けて、それぞれの地域で当番として分担しています。
当院はこの輪番制度に参画しており、毎月7日間程度担当しています。ただし輪番制度の当番日以外でも、24時間365日、精神科救急に対応します。

当院の想い
地域包括ケアシステムの構築

住み慣れた地域で自分らしく生きるためにー-。地域共生社会や地域包括ケアシステム構築の実現に向けて、積極的に地域社会と関わっています。

現在の取組みとしては、職員を講師として地域・関係機関の勉強会に派遣、近隣の市町村への協力に基づいて認知症予防教室の開催、さらに地域への普及啓発につとめています。

また医療相談室を中心に各所からの相談に応じて、近隣医療機関、行政機関、教育機関、障がい福祉サービス事業所、介護保険サービス事業所、相談支援専門員など法人外との、強固な関係性構築を進めています。

ナースの森

人材育成と
職場環境について

各部署のスタッフひとり一人が自己研鑚にはげみ、専門家であり続けること。それは患者様の救命や適切な治療提供、QOL向上につながります。

当院では優秀な人材確保や他職種のチーム連携強化に向け、多くの学習機会をスタッフに与えキャリアアップにつながる人材教育に力を入れています。

またスタッフが長く働けるように、有給休暇の取得推奨、院内託児所、時短・パート勤務といった良好な職場環境の構築や制度充実をはかっています。

教育・研修制度一覧
  • 法人全体研修会(月に1回)
  • 入職者研修(全体・各職種別)
  • 専門看護師をはじめとした資格取得の推奨・バックアップ
  • 外部研修の機会への参加の推奨