認知機能回復プログラム・みやび

miyabi

認知機能回復プログラム・
みやびについて

みやびは主に認知機能の低下が心配される高齢者を対象として、日中の時間帯を穏やかに過ごせる精神科デイケアです。さまざまトレーニングを通じて脳や体を動かし、能力維持・回復を目的としたリハビリテーションを行います。

特にコグニション(認知)とエクササイズ(運動)を組み合わせた『コグニサイズ』は、体と脳の健康を促進させ、認知症予防につながるおすすめのプログラムです。

みやびに通うことで抱えている症状の改善につながり、自分らしさを取り戻すきっかけになるように。そして心身の健康維持が安心した地域生活の継続とともに、その後の病気予防にも深く関わることを願います。

認知機能回復プログラム・みやび
このような方に、ご利用をおすすめします。
  • 新しい仲間を見つけたい
  • 自分らしい生活を続けたい
  • 物忘れ外来を受診し、先生に勧められた
  • 認知症などによる行動障害を改善したい
  • 運動で、気力・体力の回復させたい
  • 健康的な生活をしていきたい
  • 閉じこもりがちな生活を変えたい

これまで介護保険サービスを利用したが継続できない方、また日常生活はある程度自立しているためデイサービスの利用に抵抗がある方
このような方でも当デイケアは自立度が高いため、受け入れしています。利用者様に必要な支援を考え、介護保険サービスの利用につなげます。

認知機能回復プログラム・
みやびの特色

認知機能回復プログラム・みやび

01.コグニサイズを取り入れた
リハビリテーション

『高齢になっても、自分らしさを大切にして生きたい』
そのためには、認知機能の活性が不可欠です。

みやびでは国立長寿医療研究センターが開発した認知機能回復プログラム『コグニサイズ』を採用しています。簡単な有酸素運動と、計算などの認知活動を組み合わせることで、脳の神経細胞に有効なホルモン分泌を促進。認知機能と運動機能を向上させ、認知症予防につなげます。

プログラムの担当者は、国立長寿医療研究センターで学んだコグニサイズ認定指導者(理学療法士)。運動負荷管理を含めて丁寧に対応します。

>コグニサイズについて詳しく見る

その他のプログラムと
身につく能力・得られる効果

手工芸 貼り絵・折り紙・物づくり 指先を使うことで脳の働きを活性化します。
芸術 塗り絵・音楽鑑賞・絵画 アート活動や芸術作品の鑑賞を通じて脳に刺激を与え、集中力や想像力の向上へつなげます。
ゲーム 麻雀・映画鑑賞・オセロ 競争心や集中力の向上を目指しながら、ゲームを介した会話促進とコミュニケーション能力の強化します。
学習 読書・計算・漢字書字 活字の読み書きで思考力の向上を目指します。
生活 園芸・談話・調理 自然と触れ合い気分転換、メンバーで料理しながらリラックス効果
運動 棒体操・マット運動・散歩 軽い運動を通じて体力維持や、気分の落ち込み解消、ストレス発散につながります。

コグニサイズのほかにも、さまざまなプログラムを組み合わせて認知機能の回復を目指します。


認知機能回復プログラム・みやび

02.専門家管理のもと訓練を実施

認知機能回復プログラムに参加される高齢者のなかには、身体障害を抱え介護が必要な方もいらっしゃいます。

みやびでは精神科の看護師による毎回のバイタルチェックや月1回の体重測定、握力・TUG測定で体調を管理。プログラムは作業療法士と理学療法士がトレーニングの方法を丁寧に説明し、無理のない範囲で、運動機能の維持・向上を目指します。

このように精神医療の専門家が一人ひとりの利用者様を支えているので、安心してプログラムを受けていただけます。


認知機能回復プログラム・みやび

03.階段昇降による
生活リハビリテーション

昼食時レストランへ移動する際、利用者様には施設内にある26段の階段を上り下りしていただいています。そして、その階段はあえてノンバリアフリーにしています。

その理由は自宅では「危ない」と控えがちな階段の昇降運動を、生活リハビリテーションの一環として積極的に取り入れることで、“日常の機能維持”に役立てるためです。

もちろん見守りやサポートを受けながら行うため、安全上の問題はございませんのでご安心ください。


認知機能回復プログラム・みやび

生活を豊かにする
認知予防の健康講座

高齢精神症状に悩む方に向けて、健康講座を実施しています。内容は睡眠や運動の大切さなど生活面のアドバイスが中心。認知症になっても安心して暮らせるように、日ごろの生活が充実する“ヒント”を学ぶことができます。

講師は医師をはじめ、理学療法士、作業療法士、看護師、介護福祉士などさまざまな専門職がつとめ、各担当者は講座経験も豊富です。

講座を受けた利用者様からは「学んだことを日常生活に取り入れ、生活が改善した」といったポジティブな感想や意見が数多く寄せられています。

健康講座例

講座名 講座の内容
睡眠の大切さ 質の良い睡眠をとって認知症予防。生活リズムが整えば、自律神経も整います。
アロマを生活に取り入れよう 嗅覚を使って脳を刺激すれば、リラックス効果と認知症予防につながります。
塗り絵で脳を活性化 写真や絵を眺め色を塗ること。指先の作業なので、脳の活性化に効果的です。
運動の大切さ 筋力を鍛えて維持することで、転倒予防につながります。

活動の流れ

1週間のプログラム

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
塗り絵・散歩 棒体操 朗読会 ペットボトル
ボーリング
作品作り 映画鑑賞

1日のスケジュール

9:00 お迎え ご自宅にお迎えに伺い、体調の確認
10:00 朝のミーティング 日付の確認、ニュースの共有
10:30 体操・コグニサイズ 体の動きを確認。体をほぐし、体操からスタート
11:50 昼食 嚥下トレーニング後、階段を移動し食事へ
13:00 午後のプログラム プログラム表に沿って実施
14:00 脳トレプリント 間違い探しなど脳トレ
14:30 リハビリカフェ のんびりと1日を振り返る
14:50 帰りのミーティング 当日デイケア内であった出来事や実施したプログラム、
昼食の内容などを回想
15:00 帰宅 自宅まで送迎。
車内ではコミュニケーションを大切に
認知機能回復プログラム・みやび
スタッフ紹介
名前 小林友美
職種 みやびプログラム責任者/看護師
ナースの森

施設・設備紹介

窓から眺める景色が素敵な広いデイルームと、休憩スペースとしても利用できる畳コーナー・座談スペース、また調子の整わない時のために静養室があります。
併設のレストランでは定食、丼もの、麺類の3種類から日替わりで食事を選べます。

病院内にある専用スペースは、8:30から利用可能です。

認知機能回復プログラム・みやび

活動スペース

認知機能回復プログラム・みやび

活動スペース

認知機能回復プログラム・みやび

手洗いコーナー

ご利用料金
  利用開始1年以内 1年目以降
自費負担の方 8,230円(4,230円) 7,730円(4,030円)
3割負担の方 2,470円(1,230円) 2,320円(1,210円)
1割負担の方
自立支援医療制度
利用の方
820円(420円) 770円(400円)

()はショートケア(半日利用)の料金です。ショートケアは昼食の提供はありません。福祉医療費受給者証をお持ちの方は、自己負担はございません。自立支援医療制度をお持ちの方は、自己負担上限額が設定されます。1ヶ月の利用料が自己負担上限額を超える場合は、それ以上の負担は必要はございません。上記をお持ちでない方は、健康保険を利用します。利用1年以内の場合は2470円、利用1年以上の場合は2320円。

ご利用の対象となる方
  • 外出の機会が減り、趣味などもやる気がなく、自宅で生活することが多くなっている。
  • 介護保険サービスの利用を始めてみたが、環境に馴染めずに利用を継続できなかった。
  • 認知症と診断を受けたが、日常生活はある程度自立している。家族が不安に思っている。

ご利用開始までの流れ

利用する上で必要な書類 : 利用申込書/約定書
他院の場合、主治医の意見書が必要

診察時、主治医から指示の場合

お問い合わせ

デイケア施設の
見学・説明

施設内の見学と利用に関する説明を行います

体験

体験では実際にプログラムに参加し、一定時間、デイケア施設で過ごしていただきます。

ご契約・
ご利用開始

ケアマネ・包括支援センターから
すすめられた方

デイケア施設の
見学・説明

施設内の見学と利用に関する説明を行います。

体験

体験では実際にプログラムに参加し、一定時間、デイケア施設で過ごしていただきます。

当院に受診

ご契約・
ご利用開始

よくある質問

利用する際の注意点はありますか?

デイケア利用は、主治医の許可と保証人(家族の同意)が必要です。
保証人がいない場合は、一度ご相談ください。

現在入院中ですが、利用の申込みを事前に相談できますか?

可能です。退院後に見学を行い、デイケアの利用に関して詳しく説明します。

体験はできますか?

当院に入院中でしたら体験できます。
なお他院の場合は見学のみとなっています。あらかじめご了承ください。

プログラムは絶対参加する必要がありますか?
1つのプログラムだけでも参加できますか?

体調やプログラム内容に合わせて参加・不参加を決められます。
1つだけでなく、興味があれば2つのプログラムの掛け持ちでの参加も可能です。

のぞみの丘ホスピタル以外の患者は利用できないのですか?

他院の方も利用できます。
ただし、主治医の意見書をご持参の上、当院の初診が必要となります。

B型事業所に通所しているのですが、デイケアとの併用はできますか?

はいできます。利用者様のペースに合わせてご利用ください。

体調が悪くなった場合はどうしたらいいですか?

状況に応じて静養室の利用や早退ができます。その都度スタッフにご相談ください。

どのようにプログラム内容を知ることができますか?

デイケア内や外来、地域支援センターひびきにプログラム表が常備されています。
またデイケアのLINEアカウントに登録することで確認できます。